1968年の創業以来、大久保恒産は「足場工事」を中心とした仮設工事を行う会社として、長年の経験の中で培った高い技術力を持って、安心・安全で使いやすい足場の施工を行っている。従業員数約200名、地元、神奈川県に根差した企業だ。
横浜市青葉区にある、株式会社大久保恒産の本社。
2016年2月にこの場所に本社を移転したばかりだ。
一見すると足場の施工会社とは思えない建物というだけではなく、そこにはひときわ目を引く看板がある。
「建設業界で一番人が育つ会社」とは
この言葉の意味について、大久保恒産の採用担当を務める大久保陽介は語る。
技術やスキルだけではなく、一人の人間としてどうあるかに向き合い育てる。そのため、元請け会社からの「大久保恒産の人たちの仕事は申し分ないし、何より人として気持ちがいい」と大久保恒産の従業員の技術だけではなく人間性にまで及ぶ賛辞がやまない。
そんな大久保恒産の取り組みや姿勢を地域に発信していく基地として定めたのがこの新社屋だ。
自らの会社の想いやスタンスを伝えていくことで、地域からのレスポンスがあった。
その背景には、地域に対する想いを社内でも共有していたという下地があったという。
社長自らが伝える地域への想い
2016年2月14日、本社を今の場所に移転したことを記念して、100名近い来賓を招いた新社屋お披露目会が行われた。その中の社長挨拶で、代表取締役の大久保和男社長自ら地域に対する想いを語っていた。
地域に貢献する企業の従業員の在り方と教育
地域への企業誘致は地方活性化の中でも大きなテーマだ。確かに、ある程度の従業員を抱えた企業が地域に来るということだけでインパクトはある。しかし、受け入れる側の地域の人の、「どんな人たちがくるのか不安」という声や気持ちがある。大久保恒産はそこに目を向け、自分たちは何を目指しているどんな人たちなのかという根底の部分のコミュニケーションをしっかりととることを目指しているという。大久保陽介は語る。
地域に貢献していくという想いを従業員たちに対して教育し浸透させるというのは、言葉で言うほど簡単なことではない。
大久保恒産でそれが可能なのは、「建設業界で一番人が育つ会社」を掲げ、教育に力を入れ、それぞれが何のために働いているのかを自発的に考えるという社内の風土があるからだろう。
地域に愛される会社となるために。大久保恒産これからの活躍に注目だ。